
商品の送料を設定したいんだけど、どうやるの・・?
Shopifyでは管理画面上で配送設定を行うことで、商品注文時に送料込みで金額を表示したり、請求することができます。
せっかく買ってくれた顧客から「送料が別でかかるなんて知らなかった!」なんて言われかねないので、配送する必要がある商品を取り扱う場合には必須の作業です!
Shopifyのすごいところは、一律で同じ送料を設定できることに加え、ノーコードで特定の条件下において個別の送料を設定できるところ。
そのため、以下のようなオーナー・サイト構築者の方は必見です!
- 商品を購入した時には自動的に送料込みで請求するように設定したい方
- 一部地域・海外に配送する場合には送料を高くしたい方
- 商品を多く購入してくれた顧客など特定の顧客には送料を無料にしたい方
それでは、実際の配送設定の方法を見ていきましょう。
国内の一部地域に別の送料を設定したい時
今回はサンプルで、沖縄を除く国内配送は550円、沖縄の場合は880円の設定を行います。
全国一律で同じ送料で良い場合には、・の3つ目で紹介している別の送料を設定したい一部地域の送料を設定する方法は飛ばしてOKです。
デフォルトで国内発送する場合の送料が一律で1,000円に設定されているので、編集して変更しましょう。
・管理画面の「設定」から「配送と配達」>「管理」を押します。
・まずは別の送料を設定したい一部地域以外の送料を設定してみましょう。
「国内配送」>「・・・」>「ゾーンを編集する」>「エリア名」を記載します。顧客には見えないので、管理しやすいような名前を設定して大丈夫です。
検索バーの「検索する」から「日本」(あるいは別の送料を設定したい一部地域の名称)と検索します。デフォルトでは47都道府県全てが設定されていますが、別の送料を設定したい一部地域のチェックを外し、「完了」を押します。
「通常配送」>「・・・」>「送料を編集する」を押し、送料を記載したら「完了」を押します。これで別の送料を設定したい一部地域以外の送料を設定できました。


・次に別の送料を設定したい一部地域の送料を設定してみましょう。
「国内配送」>「配送エリアを作成する」>「エリア名」を記載します。顧客には見えないので、管理しやすいような名前を設定して大丈夫です。
検索バーの「検索する」から別の送料を設定したい一部地域を検索し、チェックを入れ、「完了」を押します。
「送料を追加する」>「料金の名前」を押し、料金の名前を記載します。
送料を記載したら「完了」を押します。

・地域別に自動で配送料が設定されているかを、実際のサイトで住所を入れて動作を確認したら設定完了です。
ちゃんと東京の場合には550円、沖縄の場合には880円に自動で設定されていますね。


海外向けに送料を設定したい時
デフォルトで海外発送する場合の送料がどこの国でも2キロまで3,000円に設定されているので、編集して変更しましょう。
・管理画面の「設定」から「配送と配達」>「管理」を押します。
・配送可能な国を設定します。「海外配送」>「・・・」>「ゾーンを編集する」>「エリア名」を記載します。顧客には見えないので、管理しやすいような名前を設定して大丈夫です。
検索バーの「検索する」から配送可能な国を選択し、「完了」を押します。
「standard」>「・・・」>「送料を編集する」を押し、送料を記載したら「完了」を押します。
・地域別に自動で配送料が設定されているかを、実際のサイトで住所を入れて動作を確認したら設定完了です。
国内配送の設定と同様に、例えばアジア地域とヨーロッパ地域など、地域別に送料を分けることも可能です。
また、海外配送の場合は、送る荷物の重量によって金額が変わることがほとんどなので、次の項目で設定方法を確認してみましょう。
注文数・重量別に送料を設定したい時
今回はサンプルで、国内配送の時に注文金額が10,000円以上の時は送料無料にし、それ以外の時に送料550円にしてみようと思います。
・管理画面の「設定」から「配送と配達」>「管理」を押します。
・「・・・」>「送料を追加する」を押します。
・まずは注文金額が10,000円以上の時の送料の設定をしてみましょう。
「料金の名前」を記載します。顧客には見えないので、管理しやすいような名前を設定して大丈夫です。
「価格」は0円を記載します。
「条件を追加」>「注文額に基づく」にチェックを入れ、「最低価格」に10,000円を入れて「完了」を押します。
・次に注文金額が10,000円未満の時の送料の設定をしてみましょう。
すでに設定済みの送料がある場合には、「・・・」>「送料を編集する」を押します。設定済みの送料がない場合には、「・・・」>「送料を追加する」を押し、「料金の名前」「価格」を記載します。
「条件を追加」>「注文額に基づく」にチェックを入れ、「最高価格」に9,999円を入れて「完了」を押します。

・注文金額別に自動で配送料が設定されているかを、実際のサイトで住所を入れて動作を確認したら設定完了です。
ちゃんと注文金額が10,000円以上の場合には送料無料、注文金額が10,000円未満の場合には550円に自動で設定されていますね。

【応用編】特定の商品だけ別の送料を設定したい時
例えば、壊れやすい商品だけ送料を高くしたい時や、クール便で送る必要がある商品だけ送料を高くしたい時に便利な設定です。
・管理画面の「設定」から「配送と配達」を押します。
・「管理」を押します。
・「カスタム配送料」から「新しいプロファイルを作成する」を押します。
・「名前」を記載します。顧客には見えないので、管理しやすいような名前を設定して大丈夫です。
・「商品管理」>「商品を追加する」から、別の送料を設定したい商品を選択します。Shopifyに登録されている商品情報を読み込むことができるので、便利ですね。
・「保存」を押します。
・一つ前の画面に戻り、カスタム配送に別の送料を設定したい商品グループが追加されていることを確認します。
・商品グループの右にある「管理」を押します。
(以下はすでに説明した「地域別に送料を設定したい時」「注文数・注文の重さ別に送料を設定したい時」と同じです。)
【応用編】特定の郵便番号の時だけ別の送料を設定したい時
例えば、東京都八丈島の場合、先ほどご紹介した「国内の一部地域に別の送料を設定したい時」の設定では送料が550円になります。
確かに同じ東京都ではありますが、実際に配送しようとすると550円以上送料がかかる場合もあるかと思います。
そんな時は、「Shipping Rates by Parcelify」というアプリを入れると、特定の郵便番号の時には別の送料を設定できるようになります。
ただし、月額$19.99かかる有料のアプリですし、海外製で管理画面が英語なので、離島からの注文が多い時に検討してみてはいかがでしょうか。